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エッセイ

ヴォイニッチ手稿-謎が謎を呼ぶ解読不可能の古文書について推測-

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ヴォイニッチ手稿画像

1912年にイタリアで発見された古文書「ヴォイニッチ手稿」は、100年以上経った現在でも、未だに解読されない謎の書物です。
何語でもない言語、カラフルで独特な挿絵、多くの謎を秘めたヴォイニッチ手稿について、個人的な推測をしてみます。

ヴォイニッチ手稿とは

ヴォイニッチ手稿とは、1912年にイタリアで古書収集家のウィルフリッド・ヴォイニッチにより発見された古文書です。
ヴォイニッチ手稿という名前も、発見者のウィルフリッド・ヴォイニッチの名からそう呼ばれています。

作者が分からず、羊皮紙で出来ており、ページ数は現存している限り240ページあります。
内容は、現存しない謎の言語で書かれ、多くのカラフルな挿絵が描かれています。
挿絵には植物や宇宙のような絵、女性の絵等が描かれていますが、それが何を指しているのか分かりません。

執筆された時期も不明ですが、この羊皮紙自体は、1404年〜1438年頃(日本でいうと室町時代)のものと、2011年にアリゾナ大学が行なった放射性炭素年代測定により判明しました。
少なくともそれ以降に、何者かにより書かれたことは確かですが、誰がいつ何の目的で書いたのかまったくの謎です。

わかっている限りで最初の所有者は、プラハの錬金術師ゲオルク・バレシュです。
1639年にローマのイエズス会司祭であるアタナシウス・キルヒャーにあてた書簡の中で、この手稿について言及しているのが最古の記録となっています。

その後、長い年月の間にアタナシウス・キルヒャーを含む所有者が何人も移り変わり、1969年にアメリカのイェール大学バイネキ稀覯本・手稿図書館に寄贈され、現在に至ります。

ヴォイニッチ手稿に書かれている内容

とにかくこの手稿が特徴的なのはその内容です。

ヴォイニッチ手稿画像2
ヴォイニッチ手稿画像4

文字は学者が見ても何の文字が判読できず、挿絵から植物やその根に関する記述が多いようですが、地球上には見られない姿の絵もあり、何について書かれているかが分かりません。

ヴォイニッチ手稿画像3

上記は、女性が何かに浸かっているような絵ですが、おそらく絵を書いてから余白に文字を書いているようにみえます。

ヴォイニッチ手稿画像5

上記は宇宙・天体を描いたようにもみえます。

ヴォイニッチ手稿の解読

ヴォイニッチ手稿の解読は、長年、世界中の人々が挑戦してきましたが未だに完全な解とはなっていません。
過去、旧日本軍の暗号を解読したウィリアム・フリードマンも挑戦し、匙を投げています。

暗号の場合、何らかの方法で元の文字を置き換える特徴があるのですが、ヴォイニッチ手稿にはその特徴がないというのです。

最近では2018年、カナダ在住の電気技師・アメット・アーディックがトルコ古語に似ているという論文を発表していますが、今のところ解決に至っていません。

別の説では、すでに滅んでしまった記録が残っていない民族の文字ではないか、という説もありますが、いずれにしても文章の意味が分からない以上、何の本なのか誰も理解できないのが現状です。

ヴォイニッチ手稿について個人的な推測

最後に、意味は分からないものの不思議な魅力がある古文書「ヴォイニッチ手稿」について、個人的な推測です。

最古の記録で、錬金術師が所持していたように、ヴォイニッチ手稿はおそらく錬金術に関連し、薬草や魔術的な実験の類について書かれているのではないかと思われます。

そして、判読不可能な文字ですが、薬学や実験、魔術的な何かに関連する者、少なくとも強く興味のある人物が、自分だけが読める空想的な文字で書いたのではないでしょうか。

挿絵というか、絵から先に描かれていることがほとんどのようにみえるため、絵こそが重要であり、そこに描かれた意味・内容は、自分だけが分かれば良いと。
それでも文字を書いたのは、自分の頭の中の考えを絵を描くように思うがまま書いたのではないでしょうか。

文字を書くことで他者に伝えたいのではなく、自分1人の自己満であり、あっても分かる奴だけ分かれば良い的な趣旨と考えます。

そう考えると文字が読めないことや絵を先に描くことは理解できますし、まるで子供なのです。
子供は絵から描きます。作者は本当に子供だったのかもしれませんし、子供心が残る人、あるいは内容的にも拘りが強く、内向的で自己中心的だったのかもしれません。

故に、ヴォイニッチ手稿は作者だけが理解できるもの、あるいは作者自身もよく分からないものとして、今後もこじ付けはできても完全に解読されることはない、というのが個人的な推測です。

しかしながらこの絵は、とてもユニークで魅力的なのは確かなのです。

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